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MOGAMI 3104とZonotoneを比較|私が3104をすすめる理由

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スピーカーケーブルは、組み合わせるアンプやスピーカーによって印象が変わります。これは何本かのケーブルを実際に使ってきた私も感じていることで、どんなシステムでも同じ結果になるとは思っていません。

それでも、ZonotoneからMOGAMI 3104へ替えてしばらく聴いたあと、私の中でははっきりと結論が出ました。

今、どちらか一本を選ぶなら、私はMOGAMI 3104をすすめます。もっと早くこのケーブルに出会っていたら、おそらく最初からリファレンスケーブルとして使い続けていたと思います。

3104で気に入っているのは、低域から高域まで特定の帯域を必要以上に強調せず、それでいて細かな情報までしっかり聴かせてくれるところです。

以前使っていたZonotoneには、一聴して、音を魅力的に聴かせる個性がありました。それに対して3104は、ケーブルの存在を強く意識させるというより、アンプやスピーカー、そして音源そのものへ意識を向けやすい。

特にオーケストラを聴く時間が増えた今、この違いは私にとってかなり大きなものになっています。

目次

以前はZonotone 5500αを気に入って使っていた

MOGAMI 3104を使う前は、Zonotone 6NSP-Granster 5500αを使っていました。

DENON PMA-900HNEを使っていた頃は、このケーブルにかなり満足していました。私のシステムでは高域に存在感があり、音が前へ出てくるような華やかさがあって、当時の私の耳にはそれが魅力的だったのです。

その後、アンプをPMA-2500NEへ変更します。

PMA-2500NEに替えたときは、まず音の厚みと低域の力強さに驚きました。Larry Carltonの「Room 335」ではドラムの重厚感が増し、ホルスト『惑星』の「火星」でも、音楽そのものの迫力が大きく増したと感じています。

一方で、当時使っていたB&W 705 S2 Signatureとの組み合わせでは高域までかなり前へ出るようになり、女性ヴォーカルが刺さるように感じることもありました。これにはかなり閉口してしまいました。

そこで、スピーカーケーブルを見直してみることにしました。

【内部リンク:AL002「DENON PMA-900HNEからPMA-2500NEへ|買い替えて感じた音の厚みと低域の違い」へのリンクを設置】

アンプが変われば、スピーカーケーブルに求めるものも変わる。この経験が、私がMOGAMI 3104を使い始めるきっかけになりました。

以前使用していたZonotone 6NSP-Granster 5500αの実機写真

MOGAMI 3104へ替えて、私のケーブル選びが変わった

そこでMOGAMI 3104へ替えました。

最初に感じたのは、高域が以前ほど強く主張してこないことでした。

だからといって高域が引っ込んでしまったわけではありません。細かな音はよく聴こえますし、解像度が落ちたとも感じませんでした。むしろ私には、余計なものを足さずに情報をそのまま出してくるように聴こえました。

その印象は高域だけではありません。

中域が妙に厚くなるわけでもなく、低域だけを豊かに聴かせるわけでもない。低域から高域まで自然につながり、その中に入っている細かな音を追いやすいのです。

私がMOGAMI 3104を高く評価している一番の理由は、低域から高域まで味付けが少なく、それでいて解像度が高いと感じられることです。

ケーブルを交換した瞬間に「音が大きく変わった」と驚かせるタイプとは少し違います。

3104をしばらく使っていると、むしろケーブルそのものを意識しなくなっていきました。高域や低域の特徴ではなく、曲そのものへ耳が向く。この自然さが、使い続けるほど気に入っていった理由です。

オーケストラを聴くほど、3104の良さが分かってきた

MOGAMI 3104をさらに高く評価するようになったのは、クラシック、とくにオーケストラを聴く時間が増えてからです。

オーケストラでは、ヴァイオリンの高域だけが美しく鳴ればいいわけでも、ティンパニやコントラバスが力強く鳴ればいいわけでもありません。

多くの楽器が一度に鳴る中で、それぞれの音色や位置関係が分かりながら、最後にはひとつの音楽としてまとまってほしい。

そういう聴き方をするようになると、特定の帯域を強く意識させない3104の良さが、以前よりはっきり分かるようになりました。

オーケストラを聴く今の私にとって、MOGAMI 3104の色付けの少なさは大きな長所です。楽器の一部を強調するのではなく、音楽全体を見渡しやすい。この感覚は、今では欠かせません。

弦楽器の高域だけに耳を奪われるのでもなく、低弦の量感だけを追いかけるのでもない。それぞれの楽器がどこにいて、どう重なり、どのように音楽が組み立てられているのかを聴きやすい。

3104に替えてから、「高音がどう鳴っているか」「低音がどれくらい出ているか」とケーブルを確認するような聴き方が減りました。

気がつけば、曲そのものを聴いています。

私がスピーカーケーブルに求めていたものは、結局こういうことだったのだと思います。

B&W 705 S3とDENON PMA-2500NEでMOGAMI 3104を使用しているメインシステム

【内部リンク:AL001「B&W 705 S3を実際に使って分かった音質・長所・弱点」へのリンクを設置】

高級オーディオ用ではなく、プロ用として作られたMOGAMI 3104

MOGAMI 3104は、いわゆる高級オーディオアクセサリーとして華やかに売られているスピーカーケーブルではありません。

モガミ電線の公式情報では、3104はプロ用マルチシリーズのスピーカーケーブルに位置づけられています。4芯構造で、1芯あたりの導体サイズは約4mm²、外径は14.5mm。実際に手にすると、かなり太いケーブルです。

モガミ電線のスピーカーケーブルは、音楽スタジオやライブ会場などの業務用途から家庭用オーディオまで幅広く使われています。

【外部リンク:ここにモガミ電線「スピーカーケーブル」公式製品ページへのリンクを設置】

ただし、私は「プロが使っているから3104は良い」と考えているわけではありません。

私の場合は順番が逆でした。

自分のシステムで実際に使ってみて、低域から高域までの自然さと解像度の高さに惹かれた。そのあとで業務用として使われている背景を知ると、なるほどと思えるところがあったのです。

何かを派手に足すのではなく、入ってきた信号をできるだけ素直に伝える。その方向性が、私が3104を実際に聴いて感じている音とよく重なります。

黒くて太い、見た目はかなり実用本位のケーブルです。それでも私は、こうした飾り気のなさも含めて3104らしいと思っています。

安いからすすめるのではない

MOGAMI 3104は、いわゆる高級スピーカーケーブルと比較すると購入しやすい価格です。

しかし私は、「安い割には良い」という理由で3104をすすめているわけではありません。

これまでMOGAMIだけでなくZonotoneなど何本かのケーブルを使い、それなりの価格の製品も試してきました。そのうえで、今の私が基準として残したいと思ったのが3104です。

安いから3104を使うのではありません。音を聴いた結果として使いたいと思ったからです。QEDやその他の超高級ケーブルを買える人なら別ですが、同レベルのスピーカーケーブル沼で散財しているなら、これをリファレンスにすることを強くおすすめします。

オーディオを続けていると、価格の高いものほど良い音がするのではないかと期待したくなることがあります。だからこそ、沼に入ってしまうんですよね。

自分の好きな音楽を聴いたときに、どれだけ自然に音楽へ入っていけるか。その意味で、3104はかなり良いケーブルだと感じています。

【商品リンク:ここにMOGAMI 3104の商品リンクを設置】

そもそも、ZonotoneとMOGAMI 3104は目指している方向が違う

私は以前、Zonotone 5500αを気に入って使っていました。

私の理解では、Zonotoneは創業者の前園さんが、JAZZをより魅力的に聴くことも意識しながら作り上げてきたケーブルです。実際、Zonotone自身も「音楽の感動」をケーブルづくりの中心に置き、「ピュア&エネルギー&迫真のプレゼンス」という方向性を掲げています。

【外部リンク:ここにZonotone公式「Zonotoneの由来/製品コンセプト」へのリンクを設置】

そう考えると、私のシステムで感じた高域の華やかさや、音を少し前へ出してくるような個性にも納得できます。

これは欠点というより、Zonotoneが目指している音の魅力です。JAZZを気持ちよく、勢いよく聴きたい人なら、その個性が楽しいと感じる場面もあると思います。

ただ、さまざまなジャンルを聞く。あまり、ケーブルに味付けされるのは嫌というなら、MOGAMI 3104です。Zonotoneの個性も理解したうえで、それでも今から一本を選ぶなら3104をすすめます。

一聴して華やかなZonotoneとは真逆ですが、解像度が高く非常に優秀なケーブルだと思います。

もっと早く3104に出会っていたらと思う

オーディオは、実際に買って使ってみないと分からないことが多い趣味です。

私もスピーカー、アンプ、ケーブルを何度も替えてきました。その過程があったからこそ、自分がどんな音を好むのか分かるようになった部分もあります。

それでもMOGAMI 3104については、もっと早く使ってみればよかったと思います。

もし最初の頃から3104を使っていたら、スピーカーやアンプを替えるたびにケーブルまで迷うのではなく、まず3104を基準にして機材そのものの違いを聴いていたでしょう。

これからはMOGAMI 3104を、アンプやスピーカーを評価するときのリファレンスケーブルとして使い続けます。

単に今気に入っているというだけではありません。

長くオーディオを続けていくうえで、自分の中にひとつ基準を持てたことに大きな意味を感じています。

まとめ|MOGAMI 3104は十分に高級オーディオに耐えうる品質

MOGAMI 3104は、高級オーディオ用ケーブルとして華やかに販売されている製品ではありません。価格も、数万円、数十万円するようなスピーカーケーブルとは大きく違います。

それでも現在、B&W 705 S3とDENON PMA-2500NEを中心とした私のメインシステムで使っていて、3104に物足りなさを感じることはありません。

むしろ、高価なアンプやスピーカーを使うからこそ、ケーブル側で強く音を作るのではなく、機材が持っている音を素直に聴きたい。

私には、その使い方が合っています。

特にオーケストラでは、低域から高域まで癖が少なく、それぞれの楽器を追いながら音楽全体を聴けることが大きな魅力です。

MOGAMI 3104とZonotoneで迷っているなら、私はMOGAMI 3104をすすめます。価格は決して高級ではありませんが、音の面では十分に高級オーディオシステムで使い続けられるケーブルだと感じています。

もっと早くこのケーブルに出会っていれば、おそらく私はもっと早い段階からリファレンスとして使っていたでしょう。

価格は、いわゆる高級オーディオケーブルほどではありません。それでも私にとっては、価格以上に「基準として使えること」に価値があります。

これからアンプやスピーカーを替えることがあっても、まずMOGAMI 3104でその機材の音を確かめたい。いろいろなケーブルを使ってきたからこそ、ようやく自分の中で基準にできる一本が見つかったと思っています。

【商品リンク:ここにMOGAMI 3104の商品リンクを設置】

【内部リンク:AL001「B&W 705 S3を実際に使って分かった音質・長所・弱点」へのリンクを設置】

【内部リンク:AL002「DENON PMA-900HNEからPMA-2500NEへ|買い替えて感じた音の厚みと低域の違い」へのリンクを設置】

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